MacOSにもセキュリティ対策!?

MacOS(以下Macと表記)は不正アクセス等の脅威に強いと言われてきました。その主な理由はMacのシェアの問題と考えられています。Windowsが90%のシェアを誇るのに対して、Macのシェアは6%程度です。
攻撃者としてはWindowsを狙ったほうが効率よく攻撃ができるため、Macは攻撃対象から外されてきたのです。

しかし、近年Mac人気もあり、MacにもWindowsと同様の脅威が報告されています。つまりMacにもセキュリティ対策が必要な時代になっています。

1.OSやアプリを最新版で利用する。
→OSやアプリには脆弱性が存在する場合があり、攻撃者はそこを突いてきます。更新プログラムが配布されたら、すぐに適用しましょう。

2.アプリを入手する際は、レビューや開発者情報を確認する。
→App Storeからダウンロードしたアプリを完全に安全だと思うのは危険です。アプリの開発者情報をきちんと確認することが重要です。

3.セキュリティ対策ソフトをインストールする。
→Mac用のセキュリティ対策ソフトも多くの種類が発売されているので、必ず導入しておきましょう。

4.公式ストア以外からだけでなく、公式ストアからダウンロードしたアプリでも署名のないアプリが実行されないようにするGatekeeperという機能を有効にする。
→Gatekeeperは実行されるアプリの安全性が確認できる優れた機能です。必ず設定しましょう。

5.ファイアウォールを有効にして、外部からの不正な通信を防ぐ。
→ファイアウォールは外部からの不正な通信やウィルスの侵入を防ぐことのできるネットワーク上の防御壁です。これの設定はセキュリティ対策の基本です。

6.メールやSNSに記載されているURLを不用意にクリックしない。
→悪意のあるサイトに誘導される可能性が高いです。

7.iCloudなどのクラウドストレージにまめにバックアップを取っておく。
→コンピュータのデータを暗号化し、それを元に戻すために必要な復号キーと引き換えに金銭を要求するランサムウェアの対策になります。

8.FireVaultを有効にする
→FireVaultとはハードディスク内のデータを丸ごと暗号化することができる機能です。

これからはMacもランサムウェアをはじめとするマルウェアの攻撃対象になるでしょう。
ランサムウェア、オンライン銀行詐欺ツール、遠隔操作ツールといった脅威が報告されています。特にランサムウェアはGatekeeperを突破したケースもあると報告されています。
これまで攻撃対象にならず、Macは安全だと思われていたことを過信せず、Windowsと同様のセキュリティ対策を施しましょう。

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