エクアドル国民すべての個人情報流出の危険性発覚 情報は民間企業が保有していた

エクアドル政府より、エクアドル国民2000万人以上の個人情報が流出した可能性があるとの情報公開がされました。

状況概要

流出したエクアドル国民の個人情報は、民間コンサルティング会社「Novaestrat」が保有していたとのことで、同社が利用していたサーバーはパスワード設定がされておらず、誰にでも閲覧できる状態で管理されていたというものです。

9月16日エクアドル通信情報社会大臣は、今回の情報漏洩問題の公表とともにNovaestrat社に対して調査を実施を明言、現在連邦警察が動き同社の事務所への家宅捜索などの調査が進んでいる状況です。

現段階で判明している情報は以下のとおりです。

・エクアドル国民2000万人以上(死亡者も含まれる)の個人情報(金融関連情報や所有する自動車の情報なども含む)が流出した可能性がある
・公にはNovaestrat社がエクアドル国民の個人情報を保有していることになっていない
・当情報漏洩に関連して、エクアドル政府のサーバーにハッキングや不正アクセスなどの事実はない
・Novaestrat社は、2015年から2017年までのエクアドル政府が管理しているデータへのアクセス権を持っていた

エクアドル政府今後への対応

今回の情報漏洩問題により、エクアドル大統領から通信情報社会省へ個人情報の取り扱いに関する新たな法案処理を呼び掛けており、同省も迅速に対応を行うとしております。
 

【参考URL】
エクアドルでほぼ全国民の個人情報流出の恐れ–捜査や対策進む

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