クラウドサービス提供企業に新型ランサムウェア感染 関連企業に6日におよぶ影響発生

クラウド環境下での仮想デスクトップのホスティングサービスを提供している「iNSYNQ」のサーバーが、新型のランサムウェアに感染し、6日間に及ぶ運営に関わる被害があったことがわかりました。

今回のランサムウェアの被害で、iNSYNQ社のホスティングサービスを利用している、会計ソフト「Quickbooks」のIntuit社をはじめとした、ウェブアプリケーションサービス企業各社にも、甚大な被害が発生したとのことです。

一般的にwebホスティングの障害は、数時間で復旧されることが多い中、ランサムウェアの影響でiNSYNQのサーバーがコントロールできない状態だったことから復旧に6日の時間がかかりました。
その間iNSYNQは、被害拡大を防ぐため、webの稼働を停止し、サーバーの再セットアップやファイルの修復作業を行いました。
しかしながら、同社のホスティングを利用していた各社は、復旧に時間がかかりすぎるとの批判の声が上がっている状況です。

7月22日にiNSYNQのCEOが公表した情報によると、ランサムウェアは新型の「MegaCortex」と呼ばれるものだったと判明しました。
セキュリティベンダー企業「Sophos」の調べでは、MegaCortexを使うハッカー集団は、一般家庭は狙わず、企業組織を狙うことがわかっているとのこと。
また、今回のランサムウェア感染までの経緯は明らかにされていません。
 

【参考URL】
クラウドベースの仮想デスクトッププロバイダーiNSYNQがランサムウェア被害

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