遠隔データ消去機能搭載PC発表 パナソニックとワンビ共同開発

パナソニックから、ノートパソコン「Let’s note」にて利用可能な、遠隔データ消去プログラム“TRUST DELETE Biz(パナソニック版)”が本格的に稼働し始めたとの情報を発表しました。

概要と特徴

“TRUST DELETE Biz(パナソニック版)”は、ワンビ株式会社が開発した遠隔データ消去製品の「TRUST DELETE」の機能を活用し、パナソニックとの共同開発により完成したもので、パソコンのHDD/SSD内のデータをリモートで全消去できるというものです。

主な機能として、社用パソコンの盗難や紛失などが発生した際、クラウド経由で紛失した該当パソコンの位置情報やロック、警報音、データ消去を可能としており、作業完了後にはレポートデータを取得することができるというものです。

進む導入

また、既存の遠隔データ消去サービスはHDD/SSD上にあるため、コンピュータの起動後でなければ起動しないが、パナソニック版はBIOSに組み込まれているため電源がオフの状態でも機能できる特徴があります。
さらに、「ステルス消去」と呼ばれるパソコンのディスプレイに何も情報が表示させずに内臓データを消去する機能や、パスワード入力規定数以上のミスでデータの強制消去、SIMカード未装着や無線LANスイッチオフの状態では起動できないといった自己防衛機能も備わっているとのことです。

現在“TRUST DELETE Biz(パナソニック版)”搭載のLet’s noteが約50,000台稼働しており、監査法人や建設会社、製薬会社、経営コンサルティング会社などのセキュリティ意識が高い企業での一括導入が進んでいるとのことです。
 

【参考URL】
持ち出しPCの遠隔データ消去を「知られず」に実行–パナソニック

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